ともみ先生のHAPPY子育てライフ vol.13(fam[ファム] 2021年春号)

ともみ先生のHAPPY子育てライフ

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わが家の風邪・ウイルス予防対策〈前編〉

 我が家で実践している風邪・ウイルス予防対策。前回紹介した①POICウォーターでのうがい・歯みがき&除菌、②朝はみがきに続き、今回は③あいうべ体操と口テープを紹介します。

③あいうべ体操と口テープ

 内科医の今井一彰医師が考案した「あいうべ体操」。その名の通り、大きく口を開けて「あ・い・う・べ~」という動きを繰り返すだけの簡単な口の体操です。この体操を導入した小学校と実施していない近隣の小学校のインフルエンザの罹患率を比較すると、なんと、あいうべ体操を導入した小学校の罹患率が1/4になったというデータがあります。なぜ、そのような効果があるのかというと、あいうべ体操により、口の周りの筋肉が鍛えられることで口を閉じた状態を保つことができ、鼻呼吸ができるようになります。口を閉じていればウイルスの体内への侵入を防ぐことができ、鼻呼吸は、鼻毛や鼻の粘膜にある繊毛がウイルスなどの小さな異物を絡めとることができます。また、ウイルスが湿度に弱いことは知られていますが、鼻の中の湿度はおよそ80%程度あり、鼻から吸った空気は、鼻の中を通ることで温められ加湿されます。これらのことからあいうべ体操をして鼻呼吸をしやすくすることで、免疫力がUPするのです。

 また我が家では、寝る前に口にテープを貼って睡眠中の無意識の口呼吸を防いでいます。「私は口をあけて寝たりしないから大丈夫」と思っている人、本当にそうでしょうか?朝起きて喉が痛かった経験はありませんか? これは、知らず知らずのうちに口呼吸になり、喉が乾燥し、細菌やウイルスに感染したことを表します。ちょっとした工夫や習慣から、風邪やウイルスに負けない身体を作っていきましょう。

ともみ先生の一言コメント

マスクをつけることが当たり前になった今、隠れ口呼吸が増えています。マスクをつけると呼吸がしにくくなるため、気が付かないうちに口が開いてしまいます。マスクの中でもしっかり鼻呼吸ができるよう、口の筋肉を鍛える「あいうべ体操」で免疫力を高めていきましょう!