ともみ先生のHAPPY子育てライフ vol.8(fam[ファム] 2019年冬号)

ともみ先生のHAPPY子育てライフ
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口呼吸にさせない抱っこの仕方

皆さん、口呼吸の恐ろしさをご存知ですか? 実は口呼吸は万病のもと。例えば喘息やアトピー、ADHD(注意欠陥多動性障害)、成人に多い高血圧、睡眠時無呼吸症候群、誰でもかかる可能性のある花粉症、インフルエンザ、便秘、うつ、蓄膿症など…これらは口呼吸により引き起こされる可能性があるといわれています(※)。元来、赤ちゃんは鼻呼吸の達人です。おっぱいを飲む際、赤ちゃんは必ず鼻呼吸になっていますよね。ではなぜ、口呼吸をするようになってしまうのか。「だっこの仕方」「寝かせ方」「離乳食の与え方」に間違いがあるからです。顔が後ろにのけぞり、口を開けて寝ている赤ちゃんを見かけることがあります。赤ちゃんはお母さんのお腹の中で丸まっているため、背中がCカーブになるようにだっこしてあげないと、そんな姿勢に。赤ちゃんは自分で姿勢をつくれません。大人が、赤ちゃんの口が開かない姿勢にしてあげることが大切なのです。
※参考 今井一彰医師 著
「自律神経を整えて病気を治す! 口の体操あいうべ」

 では、赤ちゃんの背中がCカーブになるだっこの説明をします。首がすわるまで縦抱きはNG。横抱きの際も大切な首を支えるため「首枕」と「おひなまき」をしてだっこするのがおすすめです。そのままだっこする場合は
❶ 全身を丸く
❷ 手足を伸ばさない
❸ ねじらない 
ようにだっこします。首がすわって縦抱きするときは、足がM字になるようにお母さんの身体に密着させると、自然に背中が丸くなります。お薦めのだっこ紐はスリング。スリングは赤ちゃんをまんまるに抱くことができ、新生児から3才頃まで長く使える優れものです。慣れるまで使いにくいという場合は、おひなまきをして入れてあげると、すんなり入れられます。向き癖や筋緊張でうまく丸くなってくれない赤ちゃんには、筋緊張をほぐすマッサージなどを取り入れる方法もあります。


ともみ先生の一言コメント

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