赤ちゃんとママの唾液検査 結果説明
唾液検査の結果、生後8ヶ月の娘はミュータンス菌(むし歯のきっかけを作る菌)の感染はありませんでした。
しかし、むし歯(う蝕)を避ける可能性は18%。つまり82%の確率で1年以内にむし歯になるという事です。なんとショッキングな数字でしょう! むし歯の一番大きなリスクは食事に関するもので、内容や飲食回数にチェックがついています。赤ちゃんの食事であるミルクやおっぱいも食事回数に数えられるため、どうしても食事に関するリスクは高く出てしまいますが、この頻回な授乳は赤ちゃんの生命線なので、今は対処の必要はありません。1歳を過ぎてから改めてアドバイスを行います。
次に上がっているリスクはフッ素に関して。フッ素を使用すると、むし歯リスクは一気に低下します。フッ素は、主に家で使うもの(低濃度)と歯科医院で使うもの(高濃度)があり、色々な種類があるため歯科衛生士さんと相談して選びます。また、歯科医院で定期的に高濃度フッ素を塗ってもらったら、むし歯を避ける可能性が18%→68%(約4倍)になりました。そして、私の1年ぶりの検査結果ですが、キシリトールガムの効果や間食が減ったことで、むし歯を避ける可能性が69%→93%に! 詳しくはブログ「ともみ先生のマタニティライフ第9回※」をご覧下さい。 ※今回のブログではカリオグラムという結果分析方法で紹介しましたが、現在はCAMBRAという方法を用いています。
ともみ先生の一言コメント
唾液分析方法CAMBRAとはCaries Management By Risk Assessment(リスク評価に基づくむし歯管理)というアメリカで生まれた新時代のむし歯予防方法。唾液検査や医療面接により得た情報からむし歯リスクを判定し、そのリスクに応じて必要な予防を提案する画期的な方法です。詳しくは当院へお問合せ下さい。 |