ともみ先生のHAPPY子育てライフ vol.9(fam[ファム] 2020年春号)

ともみ先生のHAPPY子育てライフ
ともみ先生のHAPPY子育てライフ

赤ちゃんのあごの発達について

子どもの成長は早いものです。特に赤ちゃんの成長は著しく、生まれた時、体重約3キロ、身長約50センチですが、1歳になる頃には体重は3倍(+6キロ)、身長は1.5倍(+25センチ)になります。この成長が著しい時期に、あごもどんどん発達しています。

出生後5日と生後6ヶ月の娘の歯型
出生後5日と生後6ヶ月の娘の歯型。上(横+6.8mm 縦+8.00mm)、下(横+11.9mm 縦12.1mm)

 娘の歯型を並べてみて、こんなに大きくなるの!? と私自身ビックリでした。最近、歯並びが悪い子が増えていると言われています。まだ歯が上4本しか生えていないのに、もう重なってしまっている子さえいます。では、なぜ歯並びは悪くなってしまうのか? 歯並びが悪い子に多いのは、あごが小さく歯が並びきらない(そう生)という症状です。つまり、あごが大きく発達できないことが、歯並びが悪くなる大きな原因。あごを大きく発達させることができれば、歯並びが綺麗になる可能性が高い! ということです。ポイントは大きく2つ。

❶ 妊婦さんが、骨盤を支えられる筋力をつけること(骨盤体操や骨盤ベルトを使用してもOK)
 あごの発達はお母さんのお腹の中から始まっています。子宮の形が綺麗なまん丸であることが大切です。
❷ 4歳までに、しっかり上あごを発達させること
 「上あご前方の成長は3歳前後(乳歯列完成期)迄に終わってしまう」と言われています。(参考:Health Dentistry Ⅱ)

 特に上あご前方の発達が著しい、生後3ヶ月の赤ちゃんの姿勢(まんまる)がとても重要です。また「哺乳」から始まり「食べる」という、あごを使う動きがいかにしっかり育成されるかが大きなポイントになります。


ともみ先生の一言コメント

現在第3子妊娠中の私も骨盤が緩み腰痛があります。私は操体法とスクワットで筋力向上を図り、トコちゃんベルト(骨盤ベルト)で骨盤を支えています。ベルトは、専門家に正しい使用方法を指導してもらう事が重要。詳しくは当院にお問合せ下さい。