赤ちゃんとママの唾液検査
唾液検査は、検査実施から1年間のむし歯の発生リスクを調べるもの。ベッドに横になり歯から歯垢をとって、舌に木のヘラ(のようなもの)をペタペタするだけ。小学生以上の検査はこれに、ガムを噛み唾液を出す作業が加わります。(唾液検査詳細は、ブログ「ともみ先生のマタニティライフ第8回」にも記載)。
この時、娘は生後8ヶ月。下の歯・上の歯が2本ずつ生えている状態でした。検査の実施時期としては少し遅いです。できれば初めての歯が生えたら検査するのがお薦め。“むし歯菌の感染は歯が生えていなくてもおこる”という研究結果があるからです。早く対策をしないと、やっと生えた歯がむし歯になるかもしれません。そして、赤ちゃんにむし歯菌をうつさないために一番大切なのが「お母さんの口」です。
私は今まで、スプーンや箸を共有しないよう伝えてきました。しかし実際子育てをして、それだけでは防げないと実感。例えば、こんな事ありませんか。
●お母さんの口に、赤ちゃんが手を入れてくる
●膨らませた風船の結び目をくわえる
●ペットボトルの飲み口やキャップをくわえる
●人の食べこぼしを食べる
●お母さんが自分の口を触った手で赤ちゃんに触れる
大人の唾液が赤ちゃんに接触してしまうのは、日常によくあることです。つまり、感染経路を遮断する努力より、お母さんの口の菌を減らす努力をした方が、赤ちゃんへのむし歯菌の感染を防ぐ効果が高いのです。
ともみ先生の一言コメント
私のコロナ対策をご紹介。細菌やウイルス対策に効果が期待できるPOICウォーター(塩と水を電気分解した次亜塩素酸水。当院で精製)を、洗口のほかスプレーボトルに入れて使用。家族が触れるものを清潔に保っています。 |