本を選んでくれたのは…
『しあわせならてをたたこう』
作・絵：デビッド・A・カーター
訳：きたむら まさお
出版社：大日本絵画
価格：1,870円
日本でもおなじみのアメリカ民謡がベースになったしかけ絵本。歌に合わせてつまみを動かすと様々な動物が手を叩いたり、しっぽを振ったり。舞台のフィナーレのような最終場面も素敵で、歌うだけではなく一緒に体も動かして楽しめます。絵本に続けて｢幸せなら片付けよう♪｣｢幸せなら着替えよう♪｣などアレンジをすると、お子さんもその気になるかも！ 生活習慣づけにも役立ちそうな1冊です。
『ねこのピート だいすきなしろいくつ』
作：エリック・リトウィン
絵：ジェームス・ディーン
訳：大友 剛
文字画：長谷川 義史
出版社：ひさかたチャイルド
価格：1,430円
黒猫ピートがお気に入りの白い靴をはいてお出かけしますが、途中で靴が大変なことに！ でも、ピートは落ち込みません。泣きません。歌いながら歩き続けるのです。ピートの歌は簡単なメロディで、巻末に楽譜があるほか歌の動画もあるので、子どももすぐに覚えて歌ってくれます。お子さんが困った時や不安な時に、ピートとこの歌を思い出して乗り越えてくれたら嬉しいですね。
『ごろごろ にゃーん』
作・画：長 新太
出版社：福音館書店
価格：1,100円
大人は首をひねるけれど子どもは｢もう一回！｣と面白がる、不思議な絵本。繰り返される同じ文章と同じトーンで描かれた絵。子どもはその繰り返しを楽しみ、絵の変化を細かく読み取ります。この繰り返される文章、実は｢線路は続くよ｣の後半部分のメロディで歌えるのです。
♪ソソソソドー ララララレー シーシーラーシードッドドドド♪ ぜひお試しください！さらに楽しさが広がりますよ。
絵本専門士／藤村友樹子さん
「講演・講座のほか、毎月「絵本探検部えとことば」という勉強会と交流会を開催して大人に絵本の楽しさや奥深さをお伝えしていますが、実は、絵本の楽しみ方は二人の息子から教わりました。皆さんも、お子さんと探検するつもりで隅から隅までよーく見て、絵本を楽しんでくださいね！」