動物が出てくる絵本・児童書

動物が出てくる絵本・児童書
本を選んでくれたのは…

おはなしの森まつぼっくり隊/代表 鈴木洋子さん

「お子さんが、自分で読んで楽しい絵本もあれば、誰かに読み聞かせてもらうと楽しい絵本もあります。また、字が読めるようになったら、お子さんがご家族に読み聞かせるのも素敵な時間ですね。一冊の絵本や本でいろいろな楽しみ方ができます。まずは、いつでも手の届くところに絵本を。」

『かぁかぁもうもう』

かぁかぁもうもう

作:丹治 匠
出版社:こぐま社
価格:1,320円

「かぁ かぁ かぁ」「もう もう もう」とそれぞれが楽しく歌っていた、からすとうし。ところが次第に声の出し方を張り合い始めます。それは、どんどんエスカレートしていき…。リズミカルな文章は読んでいるうちに一緒に歌いたくなります。からす役とうし役に分かれてお子さんと掛け合いをしながら読んでも楽しい絵本です。作者は映画「すずめの戸締り」等の新海誠監督の作品に携わる丹治匠さん。

『コッケモーモー!』

コッケモーモー

文:ジュリエット・ダラス・コンテ
絵:アリソン・バートレット
訳:たなかあきこ
出版社:徳間書店
価格:1,540円

ある朝のこと、オンドリは鳴き方を忘れてしまいました。そこで、いろいろな鳴き方を試してみます。「コッケモーモー」と鳴いて、うしたちに心配され、「コッケガーガー」と鳴けば、あひるたちに笑われて落ち込んでいました。そんなある夜のこと、メンドリ小屋を狙うキツネに気がついたオンドリはついに…。いろいろな動物の鳴き方をマネしてみるオンドリの鳴き声に子どもたち大笑い。読み聞かせで盛り上がる愉快な絵本です。

『にゃーご』

にゃーご

作・絵:宮西達也
出版社:鈴木出版
価格:1,430円

3匹のこねずみはおしゃべりに夢中で「ねこには気をつけるように」という先生の注意を聞きそびれてしまいます。放課後、遊びに出かけたこねずみ達のまえに大きなねこが現れて…。ねこの怖さを知らないこねずみと、こねずみの純粋さと優しさにこねずみを食べられなくなってしまったねこ。こねずみとねこの微笑ましいやり取りに何度でも読みたくなる絵本です。大型絵本もあるので、大人数での読み聞かせでも楽しめます。