お悩み相談室 vol.1

二人の子どもがいますが、それぞれに食欲が違います。がっつり食べたいごはん派の娘と、ほとんど食べたくないパン派の息子。どうやら息子は、起きてから時間が経たないと食べる気がしない様子。最初は無理に食べさせていましたが、毎朝の険悪ムードにぐったり。そこで、1日全体で考えることにしました。給食をしっかり食べているのなら、朝は味噌汁だけでもOK。年長になり、給食まで腹がもたないと本人が気付いてからは、ごはんも少しずつ食べるようになりました。

うちの子も小さい頃あまり食事をとらない子でした。あるとき、起きてすぐ朝ごはんだからでは？ と思いTVを見せて目を覚ましてから食べさせるようにしてみたら、少しは食べるようになった記憶があります。でも朝食をモリモリ食べるようになったのは小学校に入ってから。登下校で歩く距離が長くなったせいかお米をたくさん食べるようになりました。今では肥満気味です…。ごはんが食べられるようになると、他のものも食べられるようになりましたよ。おにぎりやチャーハン、炊き込みごはんなどごはんに味をつけ、野菜や肉などをまぜて食べさせるのもいいと思います。パンの時はサンドイッチやホットサンド、子どもはカレーやコーンスープにちぎったパンを入れて食べるのも好きでした。当時は朝食も夕食もあまり食べない息子が心配でしたが、今思えばおなかが空いていなかったか胃が小さかったんだろうな～と。今では大人以上に食べるので成長とともに変わると感じます。食べる量も気になりますが、それよりももっと気を付けておけば良かったと思うことは小さい頃から朝のペースをしっかりつくること。食事にかかる時間、朝の排便のタイミング、支度にかかる時間を小さい頃から見てあげることが、小学生以降の朝時間をスムーズにするコツだと思います。

今は「おなか空いた！」と起きてくる息子も、食べたくないという時期がありました。じっくり話を聞いてみると、どうやら朝ごはんをたくさん食べると給食の時におなかが空かず、残してしまうのが嫌でセーブしていたよう。もしかしたら、お子さんにも何か食べない理由があるのかも…？ 息子は成長とともに食べられる量が増えて今では給食を残すこともないようです。あと、脂っこいものは朝に食べにくいかもしれませんね。ヨーグルトやフルーツ、シリアルはどうでしょうか。

問題解決にはなりませんが…うちの娘も朝はシリアルしか食べません。兄も似たような感じでしたが最近は食べられるものが勝手に増えています。“食べないこと”にストレスを感じてしまいがちですが、成長曲線に問題がない場合、食べられるものが増えるまでお気楽に構えてみてもいいかもしれませんね。

食事の時間が苦痛になるとかえって食べなくなるので、食べることを強要しないようにしています。娘の場合は朝ごはんを一緒に作って、家族みんなで「美味しいね」と言いながら食べることが効果的でした。お手伝いはトースターのスイッチを押す、パンにジャムやデコペンで絵を描いてもらうなどの簡単なものでOK。散歩がてらコンビニまで行き、一緒に食材選びからおこなったときはお腹も空いて良かったですよ。「また作ってね」というと、使命感からか早起きしてごはんもよく食べるようになりました。時間がない時は食パンをクッキー型でかわいい形に抜いたり、先に味噌汁から作って良い匂いを嗅ぐことで食欲をわかせたりなどして工夫しています。まずは親が「美味しいなあ」と言いながら食べている様子を見せるのがポイントです。