2023年の干支・ウサギが出てくる本

2023年の干支・ウサギが出てくる本
本を選んでくれたのは…

つーすだ・らーむた文庫/主宰 たむらまゆみさん
「盛岡市津志田にある、家庭文庫「つーすだ・らーむた文庫」は親子の元気を応援する居場所です。毎週土曜13時〜16時に開館中ですので、ふらりと立ち寄ってみてください。利用料は無料です。@ramuta_bunco

『うさぎになったゆめがみたいの』

『うさぎになったゆめがみたいの』

作:おくはらゆめ
出版社:BL出版
価格:1,540円

保育園に通うお子様にもおすすめの絵本です。クラスのお友達も、みーちゃんが見たい夢をみんなで応援。最後には、みんななりたい動物の夢を見ることができたみたい。色々なかっこうをしてお昼寝する姿に、にんまりしてしまいます。わたしが小さい頃見たい夢がある時は、枕の下にその場面が書いてある絵本を置いて、枕をぽんぽんと叩くおまじないをしたことがありました。成功したのは1回だけ。みなさんは、見たい夢がある時はどんなくふうをしているでしょうか? さあ、みーちゃんみたいに前歯を出して腕を伸ばして「ぴょーんぴょん!!」

『ビロードのうさぎ』

『ビロードのうさぎ』

作:マージェリィ・W・ビアンコ
絵・抄訳:酒井 駒子
出版社:ブロンズ新社
価格:1,650円

世界中で愛されるイギリスの児童書です。ぼうやに「ほんとうのうさぎ」と言われ、とってもうれしかったビロード布のうさぎ。ボロボロになるまでぼうやとあそびました。でもあるときお別れする時が来ました。読み聞かせながら涙があふれそうになる、そんな本です。「こころからたいせつに だいじにおもわれたおもちゃは ほんとうのものになる」…子ども部屋の魔法は、大人にも響くものがありますよ。酒井駒子さんのステキな絵にもご注目ください。

『しろいうさぎとくろいうさぎ』

『しろいうさぎとくろいうさぎ』

文・作:ガース・ウィリアムズ
訳:まつおか きょうこ
出版社:福音館書店
価格:1,320円

相手を好きになる気持ち、ずーっと一緒にいたい気持ち。おもい悩む豊かな表情。かなしそうな「くろうさぎ」や、まんまるおめめの「しろうさぎ」の瞳や豊かな表情も見応えがありますよ。この絵本は、だれかの結婚式で読みたいなあと思っています。お母さんとお父さんが出会って結婚したときのエピソードなども添えることができたら素敵ですね。