ともみ先生のHAPPY子育てライフ(fam[ファム] 2025年秋号)

ともみ先生のHAPPY子育てライフ

fam[ファム] 2025年秋号

妊婦さん、子育て中のパパ・ママに知っておいてほしい、歯科に関することをアドバイスいたします!

あごの成長をうながす正しい母乳育児❶

 今回は、前回までお伝えした「赤ちゃんが生まれたらチェック! 口のポイント9つ」の根底にある、母乳育児があごを育てる理由について、お伝えします。
 歯並びが悪い原因のうち、遺伝的要因は4%、残り96%は後天的要因(生まれた後の生活習慣など)と言われています。つまり、生活習慣が原因で、あごの骨の成長が弱く(あごが小さく)なっているのです。
 あごの大きさは、「どれだけしっかり使うか」にかかっています。特に5歳頃までの哺乳&咀嚼運動が、成長のカギになります。

どうやってあごを大きくするか?

 重要なのは、正しい母乳育児。母乳を飲む動作=哺乳は、すさまじく“口を使う運動”です。私も初めて赤ちゃんにおっぱいを飲ませた時、その力強さに驚き、感動したことを覚えています。
 哺乳の動作は、口の中(舌・頬・唇など)だけの運動ではなく、顔や頭や首などの筋肉の連動運動です。このすさまじい口の運動(哺乳)が正しくしっかり出来ているか、がポイント。ここで「哺乳瓶ではだめなの?」という疑問が出てきますね。哺乳瓶とおっぱいでは、乳汁の飲み方・乳首のつぶれ方が違います。下図をご覧ください。

母乳育児推奨のわけ

 前回お伝えした4つを含む このように、あごを育てる上では母乳育児の方が優れていると言われています。しかし、正しい哺乳瓶の選択や、くわえさせ方を意識することで、母乳育児に近づけることは可能ですので、ご安心ください。

 次回は、 あごの成長を促す正しい母乳育児のポイントを解説します。