ともみ先生のHAPPYマタニティライフ(fam[ファム] 2024年秋号)

ともみ先生のHAPPYマタニティライフ

子どもの歯並び、あごの成長は胎児期からのケアが重要。マタニティ期に知っておきたいことを歯科医のママが紹介!

fam[ファム] 2024年秋号

 赤ちゃんも安心〝おひなまき〟

 赤ちゃん(特に新生児)は、手足がフリーな状態だと不安になります。これは、お母さんの狭い子宮の中で羊水や卵膜に包まれ、丸まった状態で長く過ごしたため。包まれた状態や足が覆われた状態が安心なのです。そこで、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいた時の状態を、布を巻いて再現するのがおひなまき。背中は丸まったCカーブに、足は屈曲した状態に、不安定な首は、首まくらで支えます。

おひなまきの巻き方

おひなまき
↑首まくらと、専用の布をセット
おひなまき
↑布の上側両端をマントのように結ぶ
おひなまき
↑片方の下端を、マント結びにした結び目の下から上へ通す
おひなまき
↑もう一方の下端と③の端を結んで、出来上がり

 首が不安定な新生児でも、おひなまきをすると誰でも上手に抱っこができ、抱っこが安心してできるだけで、お世話が各段にしやすくなります。夜中、オムツも替えたし授乳もしたのに寝てくれない…という経験はありませんか? おひなまきをして授乳をすると、お腹が満たされればすーっと寝てくれるので、お母さんはとっても助かります。前回「寝姿勢と布団」で紹介した布団との併用もおすすめ。詳しくは当院にお問合せ下さい。