fam[ファム] 2026年秋号




サッカー大好きな息子達&パパ
子どもの「やりたい」を応援できる
仕事と子育てのベストバランス
2歳〜中学生の4人の子どもとにぎやかな毎日。
自宅敷地内でプライベートサロンを営む美容師ママに、
家族も仕事も大切にするコツを聞いた。
家族のプロフィール

オンとオフを緩やかにつなぐ、自分らしい働き方
─産後3ヵ月の仕事復帰は大変でしたか?
立ち仕事ではありますが、自分の体調や予定に合わせて予約を調整したり休んだりできるので、そこまで大変ではなかったです。実は当初独立する気は全くなくて、「子育てと両立しやすいんじゃない?」と勧めてくれたのは夫なんです。私は会社員の方が安定しているし、こんな入り組んだ住宅街に建てて大丈夫かなと思っていたのですが…。実際にやってみるとこの働き方だからこその恩恵を実感しています。子ども達が帰ってきたのがわかるので「宿題やってる〜?」と2階の自宅に上がり、「飲み物お持ちしました!」とお店に降りてくる、みたいなこともできるので(笑)。仕事と子育てが自然につながっている感じですね。
─4人の子育てを通して変わったことは?
1人目ではごはんのあげ方一つでも「こうしなきゃ」と必死ですよね。2人目が生まれて2人育児になった時は思うようにできない自分を責めて体調を崩したことも。でも3人目で良くも悪くも手抜きができるようになったというか。「100点じゃなくてもいい」と自然と思えるようになりました。4人目でやっと余裕が出てきて、子育てを楽しめるようになったかな。今は精神年齢が同じ上の3人が絶賛反抗期。成長すると女の子の方が大変かも(笑)。年齢によって悩みは変わりますが、完璧を目指さず、その時々にできることを大切にしています。
仕事も子育てもバランスよく
─パパの影響で長男も次男もサッカー好きに
夫は社会人サッカーチームに所属していて、息子達が入っていたスポ少ではコーチもしていました。現在、長男はジュニアユースチーム、次男はスポ少から中学生部門へ。夫も指導者として関わっているので、子育てはサッカーとともに歩んできたようなものです。親子で共通の話題があるのは楽しい反面、熱が入りすぎることも。家では「指導者」と「父親」を切り替えるようにしているみたいですね。私も、夫が熱くなっているときはあえてサッカーの話はせずバランスをとっています。
─今後の夢は?
もともと仕事人間ではなかったのですが、専業主婦時代は大人と喋る機会があまりなかったのもあって、仕事復帰してからは社会に出るっていいなとしみじみ感じています。お店は同世代のお客さんが多いので、遊びに来る感覚で来てもらえたら嬉しいです。 親子カットも好評ですよ。ただ、今はこの1対1の規模がベストですが、子ども達の手が離れたときに物足りなくなるかもしれない。自分一人だと時間に融通がきくなどのメリットもありますが、同僚などと情報交換ができないので、例えば講習会に行くなどして自分からどんどん動かないと技術面が劣っていっちゃうんですよね。ライフステージに合わせて働き方も変わっていくかもしれませんが、その時々の家族の形に合わせながら、私らしく仕事を続けていきたいです。
沙友里ママの「子育てモットー」

あいさつはコミュニケーションの始まり。「あいさつは心をつくる」が我が家のモットーです。また、相手の気持ちを考え、兄弟でも夫婦でも思いやりを持つことが大事だよねと家族内でよく話しています。























ママ:山谷沙友里さん(39歳・美容師・盛岡市出身)。パパ:紘大さん(43歳・会社員・滝沢市出身)。長男13歳、次男12歳、長女10歳、次女2歳の6人家族。
高校卒業後、美容院で働きながら美容師免許を取得。2011年に結婚後は夫の転勤に伴い東北各地で暮らし、2012年に長男、翌年次男、2016年に長女出産。2022年に盛岡へ移住し自宅サロン「SHINK.me」を開業。2023年に次女出産後は、生後3カ月で仕事に復帰。子育てと美容院経営を両立している。