ともみ先生のHAPPY子育てライフ(fam[ファム] 2026年夏号)

ともみ先生のHAPPY子育てライフ

fam[ファム] 2026年夏号

妊婦さん、子育て中のパパ・ママに知っておいてほしい、歯科に関することをアドバイスいたします!

あごの成長をうながす正しい母乳育児❹

歯並びが悪くなるのは、あごの骨の成長が弱い(あごが小さい)ためで、母乳育児とあごの成長には関連性があることを、これまでもお伝えしてきました。具体的な注意点を7項目にまとめた「神の前流 あごの成長をうながす母乳育児のポイント」、今回は後半の⑤~⑦を解説します。

神の前流 あごを育てる 正しい母乳育児のポイント

❺だらだらと長く飲んだり、吸ったり離したりを繰り返すのは要注意。集中して飲ませるべし

だらだら飲みや、息継ぎをするようにおっぱいを離してまた吸ったり、寝落ちしてすぐにまたおっぱいを欲しがるときは、⑥と同様に舌が上手く使えていないか、哺乳時の呼吸に問題が生じている可能性があります。舌小帯と関連性がある(前号参照)こともあるので、小児歯科を受診しましょう。また、集中して飲めないときは、空腹をうまく作れていない可能性も。赤ちゃんが空腹を感じ、泣いて「おっぱい飲みたい!」のサインを出すまで授乳しないというリズムにしましょう。つまり、決めた時間(3時間おき等)で授乳しないこと。これは後に、哺乳から食事へつなげる際にも大切になるポイントです。

❻授乳後の乳首は、潰れたり変形したりせず、痛みもない状態であるべし

赤ちゃんが舌を上手く使えているかどうかは、授乳後におっぱいの乳首の変形(イラスト参照)があるかないかで確認できます。赤ちゃんの舌が上手に動いていれば、授乳前後で乳首の形は変わりません。一方、乳首に痛みがあったり、乳腺炎を繰り返すような場合は、赤ちゃんが舌を上手く使えていない可能性があります。

Screenshot

❼授乳は2歳以降まで続けるべし

WHO(世界保健機関)は「母乳育児は、乳児の健全な成長と発達のための最良な方法であるだけでなく、母親の健康にも重要な意味を持つため、生後6カ月間は母乳のみを与えること、そして2歳以降まで母乳育児を続けること」を推奨しています。また、完全母乳育児期間が長いほど、歯並びが良くなることや、おしゃぶり・指しゃぶりの使用が少ないことなど、多くのメリットがあります。しかも、母乳育児を成功させるには、生後1ヵ月がカギと言われています。これから出産を迎える方は産後すぐから母乳育児にトライし、上手くいかない場合は早期に産婦人科でのおっぱいサポートや、小児歯科で赤ちゃんのお口チェックを受けることをおすすめします。