笑顔でつながる家族の輪(fam[ファム] 2025年春号)

fam[ファム] 2025年春号

家族の輪
気田ファミリー

ストレスは溜め込まない!
固定概念にとらわれずに見つける
我が家流のスタイルと幸せ

家族のプロフィール

ママ:気田(旧姓:田村)有希(けた ゆき)さん・36歳・盛岡市出身・女性専用ジム「in balance」代表。パパ:広樹(ひろき)さん・39歳・青森県八戸市出身・会社員、長男0歳4ヵ月の3人家族。

有希さんは高校卒業後、海外4カ国計10年間の生活でボディビルディングに出合い、トレーナー資格を取得。2013年IFBB Open Figure 2位。30歳で盛岡に戻り2022年12月に「女性専用ジム in balance」をオープン。2023年に結婚、2024年8月に長男誕生。ジム内では、岩手県産の体に良い食材も取り扱っている。

 ジムの経営と子育ての両立

─産後1ヵ月半で仕事に復帰
出産前に3ヵ月休業したので、待ってくださっている会員様達のためにも早く再開したかったし、運動は私にとって欠かせないものなので早めに復帰すると決めていました。今までのトレーニングによる筋肉の恩恵か、マイナートラブルも特になく、産後4ヵ月ですが不調もないですよ。息子は保育園でアイドルのように可愛がってもらっていて、家でも園でもたくさんの人に愛され、嬉しく思っています。

─妊娠したのは開業1年のとき
オープンして1年、ようやく軌道に乗ってきた頃に思いがけず妊娠がわかったときは、正直戸惑いました。一人でやっているのに両立できるの? と悩み、閉店も頭をよぎりました。そんなとき義母が、「幸い自分で決められる立場にあるんだから、好きなように決めればいいじゃない! 子育てしながら経営する新しい形を見せつけてやればいいわよ」って言ってくれて。義母はワーキングママで子育てしたパワフルな人。その一言が仕事を続ける方向に背中を後押ししてくれました。

─妊娠・出産を経て感じた違和感
海外と日本での妊娠・出産にギャップを感じました。長年の海外生活で妊娠中も運動を継続する妊婦をたくさん見てきたので、私自身も産院の許可を得つつアクティブに過ごしていたのですが、こちらでは周りから遠回しに批判を受けることが多かったです。ナイーブな時期でもあったので、体は元気でもメンタルは結構やられましたね。仕事復帰の早さ、それに伴い早々に完ミにしたことなど産後も何かと言われるのは変わらずで、こうでなければという固定概念が日本は多いなと感じます。ダメな母親なのかなと涙が出ることも。でも、子どもや家族をハッピーにするためには、まず自分がハッピーでいることが大事! 夫にサポートしてもらいながら「我が家のスタイル」でやっています。土日も仕事なので家族で遠出は難しいですが、スーパーに買い物に行くなど日常を一緒に過ごすだけで私はハッピー。やり方も幸せも人それぞれ。息子の成長に伴いいろいろと変わっていくとは思いますが、「楽しんで2人でやろうぜ」って感じのプラス思考の夫とその都度話し合い、我が家のやり方を見つけていけたらと思っています!

出産4日前までトレーニング筋トレでストレス発散!

出産4日前までトレーニング筋トレでストレス発散!

医師の許可のもと、出産間近まで安全な種目を選びトレーニング! 妊娠中は健康的に食事を管理。体型をスムーズに戻すため、産後は直後から骨盤ベルトを巻くのがポイント。

有希ママの平日一日を追っかけ