ともみ先生のHAPPY子育てライフ vol.15(fam[ファム] 2021年秋号)

ともみ先生のHAPPY子育てライフ

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イヤイヤ期の仕上げ歯みがき

歯みがきイヤイヤについて、今回は[2~3歳頃まで]の対処法です。

●2~3才頃まで

泣く理由

 感情の発達で「好き・嫌い」が明確に。自分でやるのはいいけれど大人にされるのは嫌! と、自己主張が出てきます。

対処法① 嫌がる原因を聞く・考える

 意思が伝えられるようになる年齢なので、イヤイヤする理由を聞いてあげましょう。これには二つの意味があります。一つめはイヤの原因を取り除くこと。多くは「痛い」という理由です。歯ブラシを小さくする、柔らかくする等しましょう。また、仕上げみがきで体の固定が甘いと、手に力が入り痛くしてしまうので、前回掲載『0~1歳の対処法③』を参考に体をしっかり固定しましょう。二つめは「あなたと、ちゃんと向き合ってるよ」と表現してあげること。お母さんの気をひきたくてイヤイヤする時もあります。

対処法② 前向きな声かけをする

 「大きなお口上手だね」「お口のバイキンいなくなってきたよ」などの前向きな声かけを続けると、嬉しくなって頑張る気持ちが育ちます。また終わったら、頑張ったことをほめてあげましょう。「ほめられる=認められている」こと。子どもの安心感を満たしてあげましょう。

対処法③ 味を工夫する

 歯みがき粉の味を変える、仕上げのフッ素ジェルを塗る等、日々の歯みがきに楽しみを加えてみましょう。

対処法④ 仕上げみがきへの誘導

 自分でやりたい気持ちから、大人が手伝うのを拒否することも。「バイ菌が奥に隠れんぼしてるから、お手伝いさせて」、「10数えたらママの番ね」と、子どもが納得するような声かけで、仕上げみがきにもっていきましょう。

対処法⑤ 何をしてもダメな時

 感情をコントロールできず、イヤイヤがヒートアップする事があります。落ち着くまで待つ、一度気をそらすなど少し時間をおくか、『0~1歳の対処法③』同様、時間をかけずに済ませましょう。

歯みがきを楽しくする絵本、インスタでも紹介していますので、参考にしてみてください。